受験・入試情報。看護・医療・福祉の専門学校・大学の情報を掲載している看護医療進学ネット。
看護・医療系の学校をめざすにあたり、何から始めればいいのか、わからないことがたくさんあると思います。まずはどのような入試があるのか、どのような対策をすればよいのかをチェックしてみましょう。
看護・医療系学校の受験は学力だけではなく、医療従事者としての適性が問われるため、一般の受験とは異なる対策が必要です。まずは入試の種類を把握しましょう。
総合型選抜(旧AO入試)は出願者の人物像を学校側の求める学生像(アドミッション・ポリシー)と照らし合わせて合否を決める入試方法です。出願条件を満たしていれば誰でも応募できます。
学力試験の得点で合否が決まる従来の一般入試とは異なり、志望理由書や面接などにより出願者の個性や適性に対して多面的な評価をします。学業成績に加え、部活動の成績やボランティア活動の履歴、個人的な活動(伝統芸能の継承や芸術活動、芸能活動など)を、アピールすることができます。
5~8月にエントリーがスタートするので、より早い段階からの準備・対策が必要です。
学校推薦型選抜(旧推薦入試)は大きく分けて、大学が特定の高校を指定して実施する指定校推薦と、大学が求める出願条件を満たし、出身高校からの推薦があれば受験することができる公募推薦があります。
指定校推薦は評定平均値に基準があることが多く、勉強や部活の成績などを評価して校内選考が行われるため、在学中の学業成績や部活での活動内容が重要になります。また、大学が高校を指定して実施するため、自分の在籍する学校が指定校になっていなければ受験できません。
選考方法は小論文・作文や志望理由書、面接などが主ですが、学科試験を課す学校もあります。学校により異なりますので、募集要項や過去の入試内容をしっかりチェックしましょう。
現役の高校生から既卒者まで、すべての人が受験することができる入試です。早いところでは年内、多くの学校は1月~2月に行われ、国語・数学・英語・生物or化学の中から2科目もしくは3科目という学校が大半を占めています。場合によっては小論文や作文が課せられます。
社会人入試とは高校生以外を対象とした入試です。学校ごとの要項にもよりますが、社会人イコール会社員ではないので、フリーターの方や主婦の方、大学生や短大生なども受験できる場合があります。
一般入試が概ね1月~2月に行われるのに対し、社会人入試は概ね10月~11月に実施される学校が多くなっています。多くは面接と小論文が課され、適性検査があったり、事前に自己推薦書を提出させたり、ということもあります。いわゆる学科試験は課されないところが多いですが、学科試験を1~2科目課す学校もあります。
学科試験では、英語・国語・数学・理科(生物・物理・化学から1科目選択)から、2~3科目が課されるパターンが一般的です。いずれも難易度は標準レベルなので、高校で習う内容をしっかり復習するのが肝心です。
社会人の方は、現役の高校生に比べ、勉強のブランクがある方が多いと思います。受験までまだ時間があると思わず、早い段階から勉強する習慣を身につけることが重要です。
総合型選抜(旧AO入試)、学校推薦型選抜(旧推薦入試)で実施されることが多いですが、社会人入試でも小論文・作文を課す学校があります。また、一般入試でも小論文・作文を課す学校もあります。
小論文・作文は学校ごとに出題方法や傾向が異なります。基本的な小論文の書き方のポイントを知ると同時に、受験校の出題傾向をつかむことが必要です。総合型選抜(旧AO入試)の場合、小論文・作文はウェイトが非常に高いのでしっかりと対策をしましょう。第三者に添削してもらうことが重要です。
面接はマナーや答え方などの「外見面」と質疑に答える「応答面」が重要になります。医療従事職という職業柄、清潔感と誠実さはもちろん、きびきびした態度でのぞむのが好ましいでしょう。
「応答面」では(1)資格への志望動機 (2)学校を選んだ志望理由の二項目は頻出質問です。社会人入試の場合、仕事を辞めてまで、また進路を変更してまで看護師になりたいという、強い動機と、数ある学校のなかからこの学校を選んだ理由をしっかり伝えられるよう、自分の考えを整理しておきましょう。
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