受験対策。看護・医療・福祉の専門学校・大学の情報を掲載している看護医療進学ネット。
筆記試験や調査書ではわからないあなたの人間性や個性が問われる面接。
合否の評価はどこで決まるのでしょうか。面接者にあなたのよい印象をくっきり焼きつけるよい方法を教えましょう。
看護・医療系学校の選考試験ではほとんどの学校が面接を課しています。看護・医療系学校の教育目標は、臨床現場における有能な看護医療従事者の養成にあります。そのためには「学力」だけでなく「人間性」が大きく関わってきます。
「学力」は学科試験においておおよその判断はつきますが、それだけではその人物の「人間性」や「適性」は分かりません。そのため、面接試験によって確かめる必要があるのです。
面接のスタイルも各校さまざまです。志望校の面接形式がどんなものかまず調べましょう。タイプによって準備のポイントも少し違ってきます。
面接のパターンは次のようなものがあります。
受験者1人に対して面接者が1人または数人という形式で、多くの学校で実施されています。
素直に自分の志望動機、勉学意欲や長所をアピールしましょう。
数人の受験者がいっしょに面接を受けるもの。ほかの人への質問だと思っていると急に「あなたは?」と聞かれたりします。
人の話も注意して聞くことが大切です。
受験生(7~10名)がグループになり、与えられたテーマでディスカッションをし、意見を述べるもの。指導力、積極性、協調性などがチェックされます。
相手の意見を認めながら自分の主張を論理的に話す態度が必要とされます。
面接の評価方法は、点数化する場合もありますが、多くの場合はA~Cの3段階評価や、A~Eの5段階評価の方法がとられます。面接が終了して、その場で面接者同士が話し合って決めるのではなく、それぞれが自分の判断で評価し、あとで付け合わせをするのが一般的なやりかたです。
面接で判断されるのは人物ですが、人物評価はかならずしも「してきたこと」や「考え方」だけで判断されるものではありません。言葉遣いや態度、身だしなみなどからも総合的に判断されます。面接でのマナーや態度も、面接官にしっかり見られています。特に入室の仕方やおじぎや自己紹介、着席までの動作はこれから熱意を持って勉強する気があるのかどうかの第一印象にもつながります
また、すべての受け答えについて、面接者が厳しくチェックしているのは、答えの内容が筋道立っているかどうかです。
つまり、受験者が質問の主旨を正確に理解し、答えを相手に分かりやすく伝える能力が問われているのです。
自宅(宿泊場所)から面接会場までの交通機関・経路・所要時間を調べておきましょう。当日の曜日・時間帯に会わせた下見をするのがポイントです。志望校に提出した書類のコピーを見て、記入内容と面接時の回答が食い違うことのないようチェックしておきましょう。爪や髪型など身だしなみも今一度チェック。持ち物を確認し早めに就寝。
早めに起床して心の準備をしましょう。トイレや洗顔・歯磨き・朝食を早めにすませ、服装の点検を鏡の前でしましょう。時刻、天気予報、交通情報の確認をしておきましょう。当日の新聞(朝刊)にざっと目を通す余裕もほしいものです。会場には指定時刻の30分前位に着くように出発しましょう。
学校に1歩足を踏み入れたときから面接は始まっています。学校の様子をよく観察し、特に掲示物には注意を払いましょう。待っているときはお喋りは厳禁。また、席をはなれて歩き回らないこと。緊張をほぐしながらも、姿勢はきちんとしていること。身だしなみの最終チェックを。
名前を呼ばれたら元気に返事をしましょう。ドアをノックして返事があったら入室します。ドアの開閉はゆっくりしましょう。入室して1回、席まで行って1回おじぎをします。面接者の指示があってから着席します。背筋を伸ばして深くこしかけ、足はそろえて手はももの上におくと姿勢が決まります。
礼儀正しい態度で、早口にならないように、落ち着いてハッキリ話すことがポイント。視線の向け方に気をつけましょう。基本的にはノドのあたりで、話すときには相手の目を見ます。顔と視線は質問した面接官の方へ必ず向けましょう。聞かれたことだけに答え、余計なことは言わないように。
面接が終了したら、イスの左横にきちんと立って一礼し「ありがとうございました」のひとことを言いましょう。面接がうまくいかなかったからといって、泣いたりふてくされたりしないように。学校にいるかぎりずっと見られています。校門を出るまで最後まで気を抜かないこと。
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