課題文読解型小論文の書き方【作文・小論文の書き方】。

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「作文・小論文」採点者が納得する文章の書き方はコレだ
【課題文読解型小論文の書き方】

推薦試験をはじめとして、選考方法に作文・小論文を課す学校が増えています。出題内容と形式は各校で異なるため志望校の出題パターンに合わせたトレーニングが必要です。ここで小論文・作文の書き方のポイントをチェックしましょう。

Ⅰ 要約問題を含む場合の課題文読解型小論文の書き方

要約問題を含む場合は、読解力と表現力の二点が評価の対象になる。

【要約の仕方】

〈ポイント〉
課題文を丁寧に読み込む 段落の要点をまとめる 段落構成を吟味する
本文全体の組み立てを見抜く 要約文を作成する

課題文を丁寧に読み込む
課題文を目の前にすると、軽く読み流してしまう人が多い。しかし、文章読解の基本は、丁寧に読み込んでいくことにある。
段落の要点をまとめる
文章全体を読み込み、内容を把握したら、段落ごとの要点を押さえていく。具体例や、主要でない部分は、ばっさりと削る。作者の主張が書かれている主題文に注意し、大事だと思われる言葉や文に印をつける。
筆者の主張は、「~だ。」「~である。」と断定的な表現で書かれている場合が多い。また、それらは文中で繰り返し述べられることが多く、そのような重要語句をキーワードという。
段落構成を吟味する
段落同士の関係に注目する。たとえば、対比関係にある、前の段落の具体例になっている、原因と結果の関係にあるなどである。
本文全体の組み立てを見抜く
段落同士の関係がつかめたら、次に文章全体を見渡してみる。本文全体の組み立てが分かると、そこから、筆者の主張が見えてくる。
要約文を作成する
これらの読解を経て要約文を作成する。

Ⅱ 要約問題がない場合の課題文読解型小論文の書き方

課題文読解型は、要約問題がついていなくても、要約する作業を行い主題を絞っていく。

Ⅲ 最近の入試傾向

では、具体的に、最近の「読解解読型」の入試傾向を見てみよう。
定番の「どんな看護師になりたいか」や「看護職に求められている資質」、「理想の看護師像」等の、専門職に就くにあたっての心構えを問うものの他に、ITや科学技術に関するもの、ノーマライゼイションやボランティア等、福祉や少子高齢社会に関するもの、健康、コミュニケーション(携帯電話やスマートフォンに関するものも含む)について問うもの等が多く出題されている。。

課題文読解型の構成例

まず、課題文で述べられている内容に対し、「賛成」「反対」のどちらか、自分の立場を明確に示す(第1段落)。そのうえで、そう述べる理由を挙げ(第2段落)、自分の意見をまとめる(第3段落)。課題文読解型では、このように自分の立場を表明したうえで意見を述べる構成の仕方が重要である。