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救急医療の最前線で応急処置を行うスペシャリスト
救急救命士は救急車に同乗して、病院への移送間で患者の生命を維持するのが仕事です。
一般の救急隊員には許されていない、呼吸停止や心臓停止といった心肺停止状態の人に蘇生を行うことができます。
救急救命士が行える行為は「症状が著しく悪化する恐れがあり、その生命が危険な状態にある傷病者に対して、当該重度傷病者の病状の著しい悪化を防止し、またはその生命の危険を回避するために緊急に必要な救急救命処置」といわれているように、非常に高度で専門的なものになっています。
救急救命処置による初期治療により、患者の死亡率が改善され、二次障がい発生の危険性も防ぐ役割をになっています。救急救命士の実績にともない、今まで医師の指示がなければできなかった高度な処置も可能となってきました。
救急救命士の国家試験に合格すると免許が与えられます(厚生労働大臣の免許)。国家試験の受験資格を得るには、高校卒業後、文部科学大臣または都道府県知事指定の養成施設で2年以上にわたり必要な知識と技能を修得する必要があります。
このほか、消防機関に所属し、救急医療の実務経験者に一定機関の教育後受験資格を与える制度があります。
救急救命士の就職先は、現在消防機関を中心に展開していますが、自衛隊、海上保安庁、民間の患者搬送業務事業所などがあり将来的には病院を初めとする医療機関や診療所のある企業への進出も予想されます。
なお、2年制養成施設卒業見込みで在学中に公務員試験を受験し、卒業前に就職先の内定を受けることが可能です。
第47回 救急救命士国家試験の試験期日・試験地・昨年度の合格率などのデータです。
試験日 | 令和6年3月10日(日) |
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試験地 | 北海道、東京都、愛知県、大阪府、福岡県 |
第46回合格率 | 受験者数:3,255名 合格者数:3,054名 合格率:93.8% |
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